細胞の樹脂包埋

電子顕微鏡で観察する切片は0.1μm以下の極薄切片です。
このような薄い切片を作製するためには細胞を均一の硬さにする必要があります。
そこで細胞内の「水」を「アルコール」に入れ替えた後に「樹脂」を流し込み硬くします。
樹脂を流し込む前に「プロピレンオキシド」というアルコールにも樹脂にも溶けやすい薬品に入れ替えます。
こうすることで細胞内部の隅々まで均一に樹脂が浸透するようになります。
3種類の樹脂の原料を混ぜ合わせて、
細胞の入っている容器に樹脂を流し込みます。
容器の蓋を開けて「プロピレンオキシド」を揮発させ樹脂だけの状態にします。
60℃で温めて樹脂を硬化させます。
この樹脂は熱によって硬化を開始するエポキシ樹脂です。