なぜモノクロなのか

皆さんは電子顕微鏡写真が全てモノクロ写真だということにお気付きでしょうか?
電子顕微鏡写真がモノクロになる原因は電子線
にあります。この世界には様々な波長の電磁波があります。
その中で私たち人間の目で見ることのできる波長は
可視光線(360 nm〜830 nm)と呼ばれる領域だけです。この可視光線の組み合わせにより人間は様々な色を見ることができます。光学顕微鏡は可視光線を光源として利用していますが、

電子顕微鏡は可視光線の波長より遥かに短い電子線を光源として用いているため人間の目で観察することができません。

そのため、透過型電子顕微鏡では蛍光板に電子線を当て可視光線に変換して観察しています。単一の波長の電子線を光源にもちいているため、蛍光板に映し出される像もモノクロに見えるわけです。
可視光線

簡単に説明しましたが、電子顕微鏡の画像がモノクロなのか、お分かりいただけましたでしょうか。